投資の定義の続き
投資の定義の続き
前回の記事では、このサイトで扱う投資の定義について、
▽投資とは、投資の結果によるリターンが望めるもの
を説明しました。
この頁では、投資の定義について、前回の続きを説明します。
▽投資とは、長期的な計画に組み入れ可能であるもの
例えばある投資が適切なものかどうかを判断する時に、「この投資は長期的な計画に組み入れ可能である」かどうかを条件の1つにすると良いでしょう。
極端な例でいえば「宝くじ」が投資対象であったとします。
さて、これは投資と言えるでしょうか?
当たればリターンは望めるし、元本の保証はないわけですから、投資と似たような性質を持っていると言えます。
ところが、宝くじが当たった場合、その当たったお金を宝くじに再投資し、これをずっと繰り返したとします。
さて、どうなるでしょうか?
宝くじは実際に賞金として還元されるのは必ず元本以下です。つまり、宝くじを繰り返し買えば買うほど、リターンが減っていくことが確実なわけです。
そのため、長期に宝くじに「投資」するのはナンセンスといわざるをえません。
投資は長期にわたって資金を運用した時、リターンがどんどん増えていく状態でなければなりません。
つまり、投資によって「長期にわたってリターンを得る」ためには、再現性が重要だということです。
投資が長期的な計画に組み入れ可能かどうか?というのは、このような考え方を指します。
▽投資とは、元本の保証が必ずしもないもの
元本の保証がないというのは投資の性質と言うより、投資を貯蓄と区別するための条件と言ったほうが良いかもしれません。
元本保証の金融商品が投資でない、という訳ではないのですが、実際に市場にある投資対象は元本の保証があるものはほとんどないですし、元本保証があるものは投資のように思えても、単なる「貯蓄」でしかないわけです。
投資には元本の保証がないということはつまり、投資は単なる貯蓄よりも大きなリターンを期待し、その代わり投資に対するリスクを取る、とも言えます。
投資のリスクは通常、投資のリターンが変動する可能性のある範囲で考えます。
例えば過去5年間の平均投資リターンがともに5%だった金融商品AとBを考えます。
Aは平均は5%でしたが、1年ごとに見ると−15%の年や+20%の年がありました。
金融商品Bは毎年の変動が少なく、最低は4%、最高は7%だったとします。
この場合、同じ5年間の平均ではリターンは同じになりますが、商品Aの方が変動幅が大きく、商品Bの方が安定しています。この場合、一般的には商品Aの方がリスクが高い、と考えます。
つまり、投資のリスクとは、投資リターンの触れ幅とでも解釈すれば良いのではないでしょうか。
可能性を見出せるかどうか?
そこで投資の価値は変わってくるのです。